レモン・ヘイズは、非常に有名な2つの品種から力強さと特徴的な香りを受け継いだ人気のサティバ品種です。レモン・ヘイズは、サティバ優勢の交配株であるシルバー・ヘイズと、香り高いレモン・スカンクを掛け合わせて作られました。レモン・ヘイズは、インディカとサティバの両方のファンが楽しめる、バランスのとれたハイな状態が長く続きます。THC濃度は12%〜25%と測定されています。
レモン・ヘイズの花は、独特の形と質感を持っています。つぼみの大きさは中〜大で、葉は密集しつつもどこかふわふわして見えます。葉は濃い緑色で、鮮やかなオレンジ色の雌しべに縁取られています。つぼみは琥珀色の毛状突起に覆われ、ほんのり黄色いツヤがあります。
適切に熟成されたレモン・ヘイズからは、強い柑橘系の香りがします。また、親株のシルバー・ヘイズに由来するスパイシーな香りも感じとれます。レモン・ヘイズはスムーズに燃焼し、煙は無理なく吸い込めます。煙を吐くとハーブの風味がして、レモンの香りがほのかに残ります。
レモン・ヘイズは、最高潮に達するまでに少し時間がかかる、忍び寄るようなハイをもたらします。最初のうちは、景色や音がサイケデリックな新次元のように感じられるかもしれません。これに加え、急激に機嫌が良くなります。大脳の活動が活発になり、会話が弾んだり、創造力が湧いてきたりします。また多くのユーザーが、この品種は掃除などの日常的な作業に必要なモチベーションを与えてくれると感じています。徐々に強い身体のストーン感が浮上してきて、それは時間とともに顕著になります。このように精神的、肉体的な作用を兼ね備えているため、心と体の両方を使う活動のお供に最適です。しかし、服用量が増えるにつれ浮遊感が増し、ユーザーは周囲から切り離される傾向があります。ハイな状態の終盤には、ソファに幸せな気持ちで座ってぼんやりすることになるでしょう。
大麻を医療用に使用している人は、レモン・ヘイズに多くの効能を認めるでしょう。レモン・ヘイズは精神的に良い影響を与えるため、軽度のストレスや鬱の症状を和らげる可能性があります。急速に集中力を高めてくれるため、注意欠陥障害にも効果的です。さらに痛みを和らげる作用もありますが、THC耐性が低いユーザーにはパラノイアを引き起こす可能性があるため、注意して取り入れる必要があります。
レモン・ヘイズの種子は、多数の商業ブリーダーから購入することができます。屋内でも屋外でもよく育ちますが、屋外で栽培するには、日中の気温が22〜27℃の半湿潤気候が必要です。室内で背が高くなりすぎないようにするには、生長段階の早い段階で枝をトリミングする必要があります。室内で栽培した場合、レモン・ヘイズは8〜9週間で開花し、0.1㎡あたり約40〜44gの収穫量が見込めます。
レモン・ヘイズは、爽快な香りを持つ優良なサティバ品種です。サティバ種の中でも特に人気のある品種の一つで、グループでも一人でも楽しめます。